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渋谷クラブ事情  No.03 Interlude3 -Fura3 (β version :11/02/1999)
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さて、今回はFuraの新たな挑戦に関する具体的な解説に入ります。その前に、今のクラブシーンを振り返って見ましょう。 
 いま、東京のクラブシーンは今までにない盛り上がりをみせています。つまり、ブームが始まろうとしているところなんです。 
ブームの発生に関しては人によって見解が変ってきて、好意的に受け入れる人もいれば逆に果てしなく嫌う人もいます。 
こういったブームの発生には功罪がありますが、しかし発展には欠かせないものなんです。 
ブーム化するとお店自体が増えてきて、それに伴い遊ぶ人の絶対数が増えます。こうしてクラブ人口が増加していきます。 
そしてまたお店が増える。この繰り返しでどんどん盛り上がっていきます。こうしてクラブの “エンターテイメント産業” としての価値が、企業にとって増加していくのです。こうした「利益追求=ビジネス」の姿勢が良くも悪くも増えすぎたクラブの切磋琢磨につながっていきます。 
 さて、このブームはFuraにとっても好都合なのはいうまでもありません。しかし、一過性のブームに終わらないためにも手堅い戦略を取っていくことが必要になってきます。 
まずは前回解説したように、全体的な年齢層の引き上げです。これによって同じ動員数でも売上のみならず、利益額、率共に上昇します。 
では、年齢の引き上げは簡単なのか?という疑問が出てきます。今までの客層からそう簡単に変わることが可能なのか? 
答えは「簡単」です。フロアーの雰囲気を少し盛り下げればいいだけです。たったこれだけでイケイケで元気な若年層は排除できます。こうしてまずは今までのメインであった若年層を店から遠ざけていきます。そしてあらためてターゲット層を呼び込むのです。 
 この今回のブームによって、クラブ初心者が増えてきています。そしてその多くが社会人なのです。その、社会人を取りこんでいけばいいのです。そして、こぼれ落ちた20歳前後の人たちは、パラパラ系、ヒップホップ系へと移動していくのです。渋谷には、パラパラ、ヒップホップ、両方とも大御所クラブがあります。 
こうして年齢層の引き上げを行えば、フロアーの雰囲気も少し落ちつき、25歳前後の人も来やすくなります。また、自分以外の人たちが自分と同じ年齢層なら、次回も安心して来店できます。フロアーも、あまり盛り上がり過ぎないように、ハウス、ソウル中心の選曲にし、たまに日本人アーティストで一気に盛り上げる、という構成にします。こうしてアダルト系のクラブは作られていきます。 
 クラブ人口の増加を見込んでオープンラッシュが続いていますが、この新規オープンは実は既存のクラブにとっては好都合なのです。特にFuraにとってもです。 
現在、渋谷は東西南北のスムースな歩道交通網が整備されました。いままでJR渋谷駅をはさんで西と東では全く街の毛色が違っていましたが、この歩道交通整備によって、今までにない西と東の交流が図られようとしています。 
東西の交流が盛んになってくると、今度は南北の交流も盛んになってきます。こうしたシナジー(相乗効果)によって、街全体が活気付くのです。 
比較的新しい過去の実例を挙げると、新宿がそうです。南口に高島屋ができ、さらにプロムナードができたことで完全に新宿はマルチエリア的に楽しめる街になりました。 
 こうした渋谷のパイの拡大、そして都市構造の最適化によって、企業にとって今までよりもさらに魅力あふれるエリアとなったのです。ビジネスエリアと遊びエリアがダイレクトにつながったわけですから。 
これによって、普通ならば放っておいても客足は伸びていくのですが、FURAがいち早く時流に乗るあたりは感心させられました。今後は一味違ったFuraがより楽しめます。大人が楽しめるクラブ、“Fura” へ、あなたも行ってみてはいかがでしょうか。 

*今回で “Fura編” は終了です。次回からは、Furaなどからこぼれ落ちていった元気なイケイケ達はどこに行ったのか。また、若年向けのクラブの動向を探っていきます。

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