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渋谷クラブ事情  No.05 学生向けクラブvs社会人向けクラブ (12/22/1999)
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 大人向けの店とコドモ向けの店は、経営体系が違ってきます。ビッグビジネスを目指すなら当然大人向けです。スポンサーを付け、プロダクションやレーベルと提携しておいしい金儲けの手段がたくさんあります。これがクラブ経営の真の醍醐味です。大人向けに店を作ってもすぐに潰れてしまった店は、こういったことができていなかった店です。潰れた店を考え直してみれば容易に理解できると思います。 
 では今回のテーマであるコドモ向けクラブのうまみとはなんでしょうか。それは、1営業日あたりの平均収入が大きいということです。つまり、イベントのようにある決まった曜日だけ場所を借りてクラブ営業するのです。PYLONであれば毎週金曜日と土曜日、9LOVEJであれば毎週金曜日ですね。客層のほぼ全てを学生などの若年層に占められている店では、平日のオープンは全く意味がないことなのです。これは一見すると既存の理論に矛盾しているようにも見えます。しっかりと理解してもらうためにもここは詳しく説明しましょう。 
 平日の街は確かに社会人よりも学生の方が遊んでいるように見受けられます。しかし、平日にお金をたくさん使うのは社会人なんです。全ての学生が毎日朝まで遊んでいるわけではありません。「気楽」「自由」といったイメージの強い学生ですが、彼らなりの深刻な悩みに日々さいなまれているのです。そのトップにランクされるのがやはりお金です。ほぼ全員と言ってもいいぐらいみんなバイトをしています。その安いバイト収入から服代や遊び代を捻出しています。毎日ショットバーで高いカクテルをあおれる社会人と違って、彼ら学生の普段の遊びは以外と質素です。そして意外なことに彼らは極論すると時間があまり自由ではないのです。自分一人の時間はなんとかなるでしょうが、一緒に遊ぶ友達となかなか時間の折り合いがつかない、ということがしばしばあります。バイトであったりデートであったり、理由は様々ですが毎日遊べる環境にありながら実際はそうでもないという厳しい現実がここにあります。 
遊びたい盛りですからこれでは当然フラストレーションが溜まります。そこで「週末ぐらいは」と、街に繰り出しクラブへ・・・ということになる場合が出てきます。若年層向けに来ている連中は、そのほとんどがこの週末を楽しみに待ち焦がれていた人ばかりです。すると、当然場は盛り上がります。そして「盛りあがり箱」という評判が人を呼び寄せます。この好循環がアダルト系の箱には見られない一種独特の盛りあがりにつながるのです。これらがコドモ箱のビジネス的なうまみです。供給が需要を創出し、また需要が供給を創出する。この好循環が今の渋谷で起こっています。大人の街へと生まれかわろうとしている反面、若年層の需要も今だ大きいのが渋谷の特徴です。ですから、「パイ」の拡大が見込まれるのです。一番元気が良かった「コギャル第三世代」も今ではもう立派な大人です。しかし、大人にもかかわらず今でも渋谷に愛着を持っています。「渋谷卒業」などといったダサい考えは持っていないようです。そういった経済的に余裕の出てきた人たちが今後、渋谷の街の移り変わりを支配していくと言っても過言ではないでしょう。 
次回は「PYLON・・・・・・・」です。 
*僕自身があまりコドモ箱関係には興味がないのであまりにもサラッと書き流してしまった感があります。ですから全く事情を知らない人には理解しにくいところもあると思いますので、もしそういうところが見受けられましたらお手数ですがtamtam@fh.freeserve.ne.jpまでお知らせ下さい。
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