今回は少し趣向を変えて新規開店が相次ぐ渋谷エリアのクラブを総括してみましょう。といっても細かい個々のクラブに関しての情報は割愛します。そういうのは自分の目で確かめてください。ではとりあえず、ざっとリストアップしてみます。(順不同)
--HOUSE/TEKNO--
WOMB 渋谷区円山町2-16
asia 渋谷区円山町2-8
Fura 渋谷区渋谷3-26-25
Vras 渋谷区円山町2-4
BALL 渋谷区宇田川町4-9
SUGAR HIGH 渋谷区道玄坂2-16-3
CAVE(?) 渋谷区宇田川町34-6
LOOP 渋谷区渋谷2-1-13
--HIP HOP/R&B--
HARLEM 渋谷区円山町2-4
FAMILY 渋谷区渋谷1-10-2
HACHI(?) 渋谷区渋谷4-5-9
MARUYAMA 59 渋谷区円山町7-9
organ bar 渋谷区宇田川町4-9
--ALL GENRE--
isn't it SHIBUYA(Xanadu)
渋谷区道玄坂2-23-12
THE ROOM 渋谷区桜丘15-19
chu 渋谷区円山町28-5
9 Love J 渋谷区宇田川町
Earthly Paradise 渋谷区渋谷1-17-3
VUENOS 渋谷区道玄坂2-21-7
ATOM 渋谷区円山町2-4
Deros 渋谷区渋谷3-3-14
「家電を買うなら秋葉原、レコード買うなら宇田川町」というだけあって(誰がそんなこと言ってるの??)、やはりクラブもたくさんあります。あくまでも「ざっと」挙げただけですので、これ以外にももちろんあります。DJ
BARなども含めるとその数はかなりのものになるでしょう。
この中でこの数ヶ月以内に新規開店したのはWOMB、Vras、ATOM、Derosです。そしてFuraはC級パー箱的なALL
GENRE/ALL MIXからHOUSE/TEKNOへと大きく様変わりしました(一応今でも毎週日曜日は「K-Style」というイベント名でオールミックス系の選曲での営業もしています)。
これらからも分かるように、今元気なのはHOUSE/TEKNO(TRANCE)か、ALL
GENREという事です。
ALL GENREが元気なのは元々の事です。ここで注目するべきなのはHOUSE/TEKNO箱が元気になってきたということです。そして今年一番のニュースはやはりFuraの方向転換でしょう。このセクションでも、具体的な論証を行いながらFuraの変革について予測してきました。ようやく実現して僕的には実はほっとしています。あれだけ理屈を並べ立てて何も変わらなかったらサイト閉鎖も考えていましたから(苦笑)。
そして次に来るアツいニュースとすればWOMB開店です。ジュニア・ヴァスケス様も御来日されました。新宿CODEが盛況な事から、流れ客をアテこんだ開店と当初は見られていましたが、どうやら早くも方向転換が見られそうです。
ここは純粋なハウス箱としての存続は無いという事ですね。WOMBは会社が主催するメーリングリストで「店の事についてWEB上でとやかく書くな」と宣言していますが、ここは僕の個人サイトですからとやかく書かせていただきます。自由な発言によって発展していくものの方が多いと僕自身は認識しているからですが。
WOMBは箱自体は都内屈指の充実度です。あとは固定資産(内装、什器、備品)にかけてしまった資金回収方法次第で良くも悪くもなっていくと思われます。莫大な有利子負債があったとしても、現在のレートではそれほどの返済総額にはなりません。つまり、短期集中的な資金回収手段に出なくてもゆっくりとオーディエンスの支持を集めていけば息の長いビジネスが展開できるという事ですね。今後の動向には注目するべきでしょう。(ちょっと分かりにくいでしょうが、ここはあえてストレートな表現を避けています。)
もう1つの新しいHOUSE/TEKNO箱がVrasです。ジーカンスビルの1Fにオープンしたこの店はそこそこの固定客を掴みつつありました。しかし少しちいさくまとまり過ぎてしまったために、今後は血の入れ替え的な動きがあるでしょう。立地的には申し分無く、後は経営スキームに100%依存されますから本当にがんばってほしいものです。僕個人的に好きな店の1つですから。
ここまでで分かるように渋谷道玄坂・円山町だけで7つもクラブがあります。asia、VUENOS、HARLEM、WOMB、Vras、ATOM、59。そしてそれらのすぐ近くにはCAVE、isn't
it(Xanadu)、SUGAR HIGHなどとあり、正にクラブ密集地です。
その日本一の大激戦区に、PYLON跡地という絶好の話題性を引っさげてこのほど開店したのがATOMです。ここはALL
GENREなのですが、オープン当初から盛況です。各種細かいマーケット戦略も効を奏して大成功!というところですね(笑)。まんまとしてやったり、というカンジでしょう。PYLONのネームバリューを最大限に生かしながら、かつ、完全な独自色を打ち出すあたりはさすがに脱帽しました。良くも悪くもそれだけPYLONは偉大だったということでしょう。
ここはPYLONとは違い、メインターゲット層は社会人です。.beatの失敗を上手く分析してフィードバックしています。もともとの箱自体完成度はそこそこでしたので、あとはどれだけ客単価を上乗せできるかということでしょう。例えば全盛期のPYLONのような集客は全く期待せず、毎営業日平均70%の入りで単価を30%上積みさせるという事です。0.7*1.3=0.91です。ここは営業日が木、金、土、日ですから、これぐらいの企画でいけばボロ儲けになるでしょう。まぁ目論見通りになるかどうかは戦略策定にかかっていますが。
死活ボーダーは0.55*1.23=0.6765というところでしょう。もう少し細かいお金がとれるような(ex:
\300とか)商品価格設定があればそれこそ本当にボロ儲けになるでしょう。多分(笑)。
さて、新しい各クラブの考察をしてきましたが、では夏休み近辺に大盛り上がりになりそうなクラブはどこでしょうか。普通に考えれば大本命はATOMでしょう。対抗はイベント力でasia、絡みそうなのが企画力のHARLEM、WOMBといったところでしょうか。
しかし夏の戦いが後々に響くのがこの業界の常です。すでに老舗のasia、HARLEMは無理な大花火を打ち上げなくても十分に固定客層を掴んでいます。短期的なスパンで考えずに中期的な観点から計画を立てられるのが強みでしょう。
そういう意味からいうとATOMは様子をうかがいながら方向性を模索していかないといけません。PYLONのように若年齢層化してしまえば木っ端微塵に吹き飛んでしまいますから。あくまで店内の平均年齢をうまくコントロールする事がカギです。
しかしまた、他店の動向も気になります。出足不調のDerosもこのまま黙っているとは思えません。新生Furaもブキミな存在です。
ということで今回はここまで。 |