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クラブ遊びのススメ  No.14 What'S the r@ve? 1 (not rape!) (06/21/2001)
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夏が間近に迫り、今年もRAVEの季節がやってきます。しかし"RAVE"という言葉は聞いたことがあっても、実際に参加したことがある人はかなり少ないのではないでしょうか。むしろ「RAVEって何なの? どーいう事? 」というような人が多いのではないでしょうか。 
何やらアヤシイ雰囲気が漂うRAVE。今回は丸ごとRAVE特集です。 
 まず"RAVE"は「レイヴ」と発音します。この語を直訳すると、「荒れ狂う、狂乱」などです。これが転じてRAVE PARTYというのは、凄まじい喧騒の中で異常な熱気を帯びてとりとめもない程に盛り上がって興奮のるつぼと化したパーティーの事を指します。 
一般的にRAVE PARTYというと、ブチブチ音満載の野外テクノパーティーの事と思われがちですが、実はそうでもありません。 
日本でこのRAVEが認知され出したのは1992年頃です。認知の立役者はあのJULIANA'S TOKYOです。それまでユーロビート全盛、歌モノ中心だったディスコシーンを一変させた、けたたましいまでの喧騒。それが後に「ジュリアナサウンド」と呼ばれるハイパーテクノです。後に90年代を代表する全国的な社会現象にまで発展する事となるハイパーテクノは、1991年にオープンしたUKスタイルの外資系ディスコ、JULIANA'S TOKYOからブレークしました。 
ここJULIANA'S TOKYOでけたたましいハイパーテクノ主体のプレイと共に毎夜繰り広げられた狂乱の宴が日本でのメジャーシーンにおけるRAVE PARTYの始まりです。 
つまりRAVEとは、HOUSEやTECHNOなどといった音楽的なジャンルの1つではなく、凄まじい狂乱のパーティーの事を指すのです。ですからいくらゴアトランスやサイケデリックテクノをガンガンかけようとも、オーディエンス全員がマリファナをきめてダウナー状態になっていれば、それはRAVE PARTYとは呼べません。 
逆にチルアウトなアンビエントがかかっていても、オーディエンス全員がシャブできまってなおかつL紙(LSDを染み込ませた紙)でも噛んでいれば、その場は狂乱のレイヴ状態に違いありません。しかしあくまで「レイヴ状態」であってRAVE PARTYとは呼べません。何故ならチルアウトな空間には凄まじい喧騒は存在しないからです。 
 さて、現在のレイヴシーンでこの「凄まじい喧騒」「興奮のるつぼ」を同時に満たす為に主に用いられるのがトランス系ミュージックです。1990年代中頃に絶大な人気を得ていたRAVE PARTY、"RAINBOW 2000"ではサイケデリックトランス、ゴアトランスといったBPMの早いトリップ系サウンドを主体にパーティーが構成されていました。1996年に幕張メッセでRAINBOW 2000が開催されたときにはチルアウトスペースとしてアンビエントフロアーが設けられ、アドレナリンの噴出によって熱くほてった体を癒す場として、オーディエンスからも好評でした。(この癒しを感じたときにはセロトニンという脳内ホルモンが分泌されるためです。) 
この様にRAVEといえどもハイトリップとダウントリップのハイブリッド化が見られるようになりました。 
 そもそもRAVE PARTYというのは、音楽と他の要素によってアドレナリン、エフェドリン(最近では前出のセロトニン)などの脳内ホルモンの分泌を促してトリップ感を得る事が参加者の大きな目的です。 
例えばJULIANA'S TOKYOにおいては音楽的要素(ハイパーテクノ)以外にビジュアル要素の演出が重視されていました。 
今ではそれほど珍しくない激しいフラッシュやレーザー光線の乱舞といった光の演出が、JULIANA'S TOKYOにおけるビジュアルエフェクト(視覚効果)です。 
現在においても、サイケデリック系のRAVE PARTYではビジュアルドラッグと呼ばれる赤と緑を強調した有機的な模様の動きなどが、VJによって巨大なスクリーンに投影されています。この万華鏡を覗きこんだようなグルグルと変化していく模様の動きは、1980年代末から90年代はじめにはビデオとして一般にも出回っており、「ビデオドラッグ」と呼ばれて密かなブームとなっていました。当然このビデオのBGMはサイケデリックテクノでした。 
この様に、さらなるトリップ感を求めるオーディエンスはさらに過激なモノを求めていきます。次回ではそのトリップ感についてもう少し詳しく触れてみます。
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